#3033

CB250TG5-METAL
ゲスト

いやー、雑談です。

最近改めてソニスフェアとかのブートレグを改めて聴いて、SU-METALさんの歌唱について思うことがあるんです。
いつだったか、どこかのステージのモニター音が出回りました。
悪夢のロンドだったんですが、歌頭にワンツースリーワンツースリーと女性のネイティブな発音のカウントが入っていました。
聞こえているのは主にSU-METALさんの声で、バックはギターがメインで薄くシーケンスとドラムでした。
ベースはほとんどありませんでした。
まぁ、音質がひどかったんで、ベースが聞こえにくかったのかもしれません。
で、モニターですが、普通ジャズなんかでは演奏時にはベースを聞きます。
で自分のピッチとかはそれを基準に調整します。
テンポはほぼハイハットです。
スタンダードに音楽(ジャズに限らず)演奏するまたは歌うときには基準が必要なのですが、それはほぼ決まり切ったルールに従うのが普通です。
でも、SU-METALさんのモニターと思われる音声を聴いたとき鳥肌が立ちました。
彼女はおそらくなんも聴いていません。
曲の始まりがあるだけで、以降は自分の体内時計で動いています。
でなければあんな突っ込んだ位置で歌うことはできません。
曲はシーケンスでテンポは支配されています。
だから出来るのかもしれませんが、普通バックを聴いてそれに合わせて歌うのが通常です。
でも、彼女は歌のブロックの数小節の最後だけ合っていて、その前はとんでもなく突っ込んだ位置で歌っています。
ソニスでのIDZで青山氏がとても遅れているように聞こえますが、バンド全体では破綻するような位置ではありません。
要は、SU-METALさんが突っ込んだ位置で歌っているということです。
ある音を聞いてから合わせて音を出すのは簡単です。
しかし、ここで音が出るであろうことを前提に先に音を出して、音楽を成立させてしまうのは神業と言っていいでしょう。
神降臨。
楽器の名プレーヤーと呼ばれる方々にはそういった演奏をされる方はいらっしゃるんですけど、彼らはすでに神様になっています。(鬼籍)
これってビバップ?と言いたくなるようなとんでもないプレーをしているのです。

すんません、酔っぱらいの長話でした。